トイレ詰まりや排水口詰まりの時などに使うラバーカップ。
それほど頻繁に使うものではありませんが、いざという時には重宝しますね。
今回は、そんなラバーカップの収納方法のアイデアについてご紹介します。
そもそもラバーカップとは?
「ラバーカップ」とは、トイレや風呂、キッチンなどの排水口の詰まりを解消するために使う清掃用具です。
普通「ラバーカップ」と言いますが、「スッポン」や「通水カップ」などという名前で呼ばれることもあるようです。
ラバーカップは、一般的には棒の先に半球状のラバー(ゴム)製のカップが取り付けられた構造をしています。
詰まった排水口の穴にカップを押し当てて、棒を押したり引いたりすることによって、排水口の中を加圧したり真空にしたりして、排水口の奥の方の水を動かし、その動きによって詰まったものを動かして詰まりを解消するものです。
ラバーカップの種類
実はラバーカップにもいくつかの種類がありますので、簡単に説明しておきましょう。
【1】和式用ラバーカップ
棒の先に半球状のカップが付いたラバーカップは、和式トイレや風呂、キッチンなどの排水口などの詰まりの時に使用するものです。
最も一般的で入手しやすいタイプで、ホームセンターや100円ショップなどで購入できます。
【2】洋式用ラバーカップ
棒の先の半球状のカップの先に突起が付いており、その突起が洋式トイレの「ゼット穴」にぴったり合うようになっています。
このタイプも、ホームセンターや100円ショップなどで購入できます。
【3】和洋兼用ラバーカップ
兼用タイプは、和式トイレや洋式トイレ、節水型トイレなどに使えるものです。
ラバー製のカップ部分が柔らかくなっているため、排水口の形状に合わせて変形して、どのようなトイレにも対応できるようになっています。
ラバーカップの収納方法のアイデア紹介
ラバーカップを使うことは、それほど頻繁にあるわけではありませんが、トイレや排水口の詰まりは、ある日突然起こりますし、夜に起こることだって考えられます。
そんなときに、すぐに取り出せるようなところに収納されてないと、ラバーカップ自体を探し回らなければならないことになってしまいます。
だからと言って、あまりすぐ目に触れるところには置きたくないという気持ちもあるかと思います。
というようなことから、ラバーカップの収納については大いに工夫の余地があるということになるのではないでしょうか。
そこで、ここではラバーカップの収納方法のアイデアを4つご紹介します。
【アイデア1】ケース付ラバーカップを購入する
最近では、ケース付のラバーカップがいろいろ販売されていますので、これを購入する方法があります。
ケース付きのラバーカップは、ラバーカップとケースをメーカーが作りますので、ジャストフィットで、通気性も良く衛生的に安心して使えるというメリットがあります。
置き場所としては、トイレの奥の方に洗浄用ブラシと並べて置くのが一般的と思われます。
【アイデア2】ケースを自作して収納する
すでにラバーカップを持っているという方などは、ケースを自分で作ってしまう方法もあります。
置き場所に応じて、色や柄を自分好みにできますし、持っているラバーカップのサイズに合わせて作ることができます。
自作するときに注意したいのは、密閉した構造にしないことです。密閉してしまうと湿気がこもってカビが生える原因にもなります。
【アイデア3】ビニール袋に入れて収納する
ケースの自作には自信がないという方やもっと簡単に収納したいという方に向いています。
レジ袋程度の大きさのビニール袋に入れて、ビニール袋の口の部分を軽く縛って、トイレの奥の方辺りにぶら下げたり、壁に立てかけておけば良いでしょう。
この方法の良いところは、簡単に収納ができることと、ラバーカップを使った後は毎回新しいビニール袋に取り替えることができるので衛生的だということです。
オシャレ感はありませんが、衛生的ですしトイレの奥の方に置けばあまり気にならないのではないでしょうか。
【アイデア4】100円ショップで購入して使い捨てる
この方法は、厳密には収納とは言えないのですが、収納に代わる方法としてご紹介します。
それは、最近ではラバーカップが100円ショップでも購入できますので、一度使ったものは使い捨てて、常に新しいものを用意しておくというものです。
未使用のラバーカップであれば衛生面での問題はありませんので、自作のケースやビニール袋に入れてトイレに収納しても良いですし、他の掃除用具などと一緒に収納しておいても良いでしょう。
ラバーカップを収納する前に気を付けること
ラバーカップの収納方法を4つ紹介しましたが、4つ目の「使い捨て」の場合は別として、残りの3つは再利用することを前提としています。
この場合、収納する前にぜひやっていただきたいことが2つありますので順に説明します。
【注意点1】きれいに雑菌を洗い流す
ラバーカップは、トイレや風呂、キッチンなどの排水口の詰まりを解消するために使いますが、これらの排水口には雑菌が繁殖していますので、使用後のラバーカップにも雑菌が付着しています。
ですから、収納する前には必ずカップ部分はもちろん、棒の部分も含めてきれいに洗って雑菌を取り除くようにしてください。
使った後に、そのままビニール袋などに押し込んで収納してしまうと、雑菌が繁殖して臭いを発するようになったり、表面がヌルヌルして次に使う時に使い物にならなくなったりします。
なお、カップ部分はラバー(ゴム)製ですので、洗剤などで洗ったときの洗浄成分が残っていると劣化の原因になることがありますので、最後は水洗いをして洗浄成分が残らないように気を付けてください。
【注意点2】完全に乾燥させてから収納する
【注意点1】で説明したように、きれいに雑菌を洗い流した後は、天日干しにして完全に乾燥させてください。
天日干しをしてきちんと乾燥させておかないと、水分が残ってしまいますのでカビが生えたりする原因となります。
天日干しには殺菌効果もありますが、収納前に市販の除菌用のアルコールやカビ取り剤などをスプレーしておけば完璧でしょう。
ラバーカップを収納する時に気を付けること
最後に、ラバーカップを収納する時に気を付けることについてご紹介します。
【注意点1】密閉したところに収納しない
収納方法のアイデアのところでも説明しましたが、密閉したところには収納しないようにしましょう。
予め乾燥させて収納したとしても、温度変化などによって湿気が入り込み、これによってカビが生えたり雑菌が繁殖したりする原因となります。
これは、ケース付、自作ケース、ビニール袋の場合のいずれにも共通する注意点です。
【注意点2】直射日光に当たるところに収納しない
これはあまりないことかもしれませんが、ラバー(ゴム)やプラスチックは、直射日光に当たると劣化が早くなってしまいます。
いざ使いたいという時に、使えないようになっていたのでは話になりませんので、ラバーカップは直射日光の当たらない場所に保管するようにしましょう。
ラバーカップの収納方法にはいろいろある、いざという時にすぐ使えるようにしておこう!
この記事では、ラバーカップの収納方法のアイデアを中心に、収納前や収納時に注意すべき点についてもご紹介しました。
衛生面や見栄えなど気にするポイントは人それぞれだと思いますので、自分に合った方法で収納して、いざという時にすぐ使えるようにしておきましょう!
また、こちらの「ラバーカップのお手入れに関する記事」も参考になるので、合わせてご覧ください。