トランクルームには、宅配型トランクルームをはじめ、屋外型や屋内型などさまざまな形態があります。
その中でも宅配型トランクルームは「自宅にいながら荷物の預け入れが完了する」という点が特徴のトランクルームです。
一見、便利そうに見える宅配型トランクルームですが、メリットやデメリットはどのようなところにあるのでしょうか。
今回は宅配型トランクルームの選び方やメリット・デメリットをご紹介いたします。
宅配型トランクルームの選び方
宅配型トランクルームを選ぶ時のポイントは以下の3点です。
- 料金
- 対応エリア
- 使い勝手
宅配型トランクルームでは、月額使用料の他に配送料・各種手数料・撮影量などの料金がかかります。
月額使用料は安くても配送料や手数料が高い場合があるので、必ず確認してから登録するようにしましょう。
また、対応エリアもサービスによってさまざまです。
例えば引っ越しの際に利用する場合、現在の自宅と引っ越し先の2つの地域に対応している必要があります。
対応地域以外の場所には配送できない場合や追加の配送料がかかる場合があるので、対応エリアはきちんと確認しておきましょう。
宅配型トランクルームは「自宅にいるだけで荷物の預け入れが完了する」という基本的なサービスは同じですが、業者によって少しずつ使い勝手が異なります。
不用品回収や文書融解などのオプションをつけられるところもあるので自分の使い方に合ったサービスを提供している宅配型トランクルームを選びましょう。
宅配型トランクルームのメリットとは?
宅配型トランクルームのメリットには自宅で荷物の管理ができることに関連するものが多くあります。
宅配型トランクルームのメリットは以下の5点です。
自宅にいるだけで荷物の預け入れや取り出しが完了する
宅配型トランクルームの場合、荷物の預け入れや取り出しは専用のスタッフまたは委託先の宅配業者が行います。
パソコンやスマホから申し込むだけで集荷や配送を依頼できるため、時間や手間をかけることなく荷物を管理できるは宅配型トランクルームの特徴の1つです。
わざわざ倉庫まで出向く必要がないことは宅配型トランクルームのメリットと言えます。
また、サービスによっては大型家電などの重い荷物の集荷も依頼できる点も魅力です。
月額使用料が安い
段ボール単位で預ける宅配型トランクルームは、月額使用料が一箱あたり500円以下で利用できることがほとんどです。
屋内型トランクルームや屋外型トランクルームのようにスペースの広さによって料金が決まるのではなく、預けた箱数で料金が決まります。
わかりやすく無駄がない料金システムと月額使用料の安さは宅配型トランクルームのメリットです。
適切な環境で管理される
宅配型トランクルームの倉庫内は荷物を保管するのに適した環境になっています。
適切な温度・湿度が保たれているため、預けた荷物が傷む心配はありません。
また、セキュリティーも厳重なので安心して預けることが可能です。
もし万が一荷物になにかあった場合はサービスごとに設けられている補償制度が利用できます。
補償内容はサービスによって異なるので利用前に確認することをおすすめします。
このように、適切な湿度・温度に保たれ、セキュリティーがしっかりとしている環境に保管できるのは宅配型トランクルームサービスのメリットです。
スマホやパソコンから預けた荷物を確認できる
宅配型トランクルームはWebサイトやアプリから預けた荷物を確認することが可能です。
段ボール単位で預ける宅配型トランクルームサービスの中には、箱から1点1点荷物を取り出して撮影し、Webサイトやアプリのマイページに反映させることができるサービスがあります。
荷物を預けているか確認したり、荷物の取り出しを依頼したりできるので便利なシステムです。
自宅の収納のように荷物を管理できる点は宅配型トランクルームサービスのメリットの1つです。
オプションサービスが豊富
宅配型トランクルームサービスを提供している業者によって、さまざまなオプションが利用できる点も宅配型トランクルームのメリットです。
オプションの中には服をハンガーにかけて収納できるものや、文書融解、不用品回収などがあります。
オプションによって使い勝手がよくなるので、気に入ったオプションがある宅配型トランクルームを選ぶのがよいでしょう。
宅配型トランクルームのデメリットとは?
宅配型トランクルームのデメリットには宅配というサービスならではのものが多くありました。
宅配型トランクルームのデメリットは以下の5点です。
急に荷物が必要になった時も配送されるまで時間がかかる
宅配型トランクルームは、取り出しを依頼してから配送されるまでに早くても2〜3日かかるのが一般的です。
屋内型トランクルームや屋外型トランクルームであれば自分で直接取りに行くことができますが、宅配型トランクルームはほとんどの場合、直接荷物を出し入れすることができません。
そのため、急に預けたアイテムが必要になった時に対応することができない点は宅配型トランクルームのデメリットです。
取り出し手数料や配送料が必要
宅配型トランクルームは荷物を取り出す際に手数料や配送料がかかります。
段ボール単位で預けるサービスの場合は1アイテムごとに800円前後の取り出し料金が必要になります。
カーゴタイプの場合は10,000円以上かかることが多く、決して安いとは言えません。
このように月額使用料は安いものの、取り出し手数料や配送料が必要になる点はデメリットと言えます。
大型荷物は追加料金がかかる場合がある
宅配型トランクルームは一般的に専用の段ボールの中に入る荷物しか預けることができません。
そのため、大型荷物を預ける場合は追加料金がかかったり、大型荷物専用の料金設定があったりする場合があります。
中には大型荷物の預け入れができない宅配型トランクルームサービスもあるので、大型荷物を預ける予定がある方は大型荷物に対応している宅配型トランクルームを選びましょう。
また、段ボールに入る大きさの荷物であっても追加料金がかかる場合があります。
宅配型トランクルームは基本的に1箱に入れられる重さやアイテム数の上限が決まっているのが一般的です。
規定を超過してしまうと追加料金がかかってしまう点がデメリットとなります。
荷物の保管環境を見ることができない
宅配型トランクルームは荷物が管理されている倉庫に立ち入ることができません。
自分の荷物がどのような状態で保管されているのかを確認することができないことは不安要素の1つです。
宅配型トランクルームを選ぶ際は安心して預けられるサービスを選ぶようにしましょう。
サービスによって料金が異なる
宅配型トランクルームでは、段ボールやカーゴのサイズが同じでも料金に違いがあります。月額使用料がほとんど同じであっても、取り出し・預け入れ時の配送料、各種手数料・撮影料などによって料金に差が出る場合がほとんどです。
配送料や手数料は料金設定がわかりづらいため月額使用料のみで決めてしまうという方もいます。
しかし、契約してから後悔しないように配送料や各種手数料・撮影料なども確認しましょう。
自宅にいながら荷物の預け入れや取り出しが完了する点が1番のメリット!
宅配型トランクルームの1番のメリットは、自宅にいながら荷物の預け入れや取り出しが完了する点です。
屋外型や屋内型とトランクルームでは近くに倉庫がないと荷物の出し入れが不便ですが、宅配型トランクルームであれば日本中どこにいても荷物を管理できます。
スマホやWebサイトから荷物の預け入れや取り出しを依頼できるので、自宅の収納の1部のように利用できる点も魅力の1つです。
一方で、荷物が配送されるまでに時間がかかる点や取り出す際に手数料や配送料がかかるというデメリットもあります。
メリットだけでなくデメリットも含めて自分に合ったトランクルームを選びましょう。